偉人の墓地が歴史の流れと共に聖地や遺跡になっていく背景を解説します

聖地や遺跡となった墓地

遺跡となった墓地タージマハル

 

歴史の中ではしばしば偉業を成し遂げた人物が登場します。
世界的に有名な偉人の死は、当時も大きな話題を呼んだことでしょう。
時代によっても変わりますが、そうした偉人の死には相応の葬儀が行われます。
そして、偉人が弔われた墓地は歴史の流れと共に聖地や遺跡となるのです。

 

古代から現代までには様々な墓地が聖地や遺跡となりました。
死者が眠る墓地は少し距離を起きたくなるものです。
しかし、聖地や遺跡となった場所は人々の心に寄り添う神聖なものへと変わります。
ここでは聖地や遺跡となった墓地について紹介したいと思います。

 

聖墳墓教会とは?

キリスト教のシンボルであるイエス・キリストが埋葬され、そこへ建てられたのが聖墳墓教会です。
埋葬された当時は一般的な墓地でしたが、キリストが埋葬されたことで神格化されたのです。
ギリシャ正教系においてはエルサレム総主教座聖堂になっており中東地域の中心だと言えます。
この聖墳墓教会の城壁外にはキリストの処刑場だとされる園の墓も存在しています。

 

現代ではカトリック教会やアルメニア使徒教会などが共同管理しており、多くの人が訪れる聖地となりました。
毎日それぞれの教派によるミサや礼儀が行われ、祈りが捧げられています。
過去には聖墳墓教会の管理や優先権を巡って紛争が行ったこともあり、負の歴史が繰り返されて来たのです。

 

ちなみに、キリストの墓には諸説あり、ここで紹介したのはその1つです。
インドやフランス、イギリスにはキリストが訪れた記録が残っており、研究者によって解釈は異なります。
とは言え、聖地と呼べる場所としては聖墳墓教会が知名度では大きいでしょう。

 

ピラミッド遺跡について

今でも遺跡として残っている墓地ピラミッド

 

墓地が遺跡として残っている例は少ないですが、最も有名なのはエジプトのピラミッドでしょう。
古代エジプトでは巨大な建造物を王の墓にしており、現代でもそれが遺跡として残っています。

 

金字塔などピラミッドが元になる言葉や価値観、歴史が生まれるほど世界的に知られているのです。
元々は王の魂が戻り復活を願ったとされていますが、後世へ偉業を残すという意味ではこれ以上無い成功でしょう。

 

ピラミッドは王の墓という見立ては現在は覆っておらず、ほぼ間違いないとされています。
しかし、確たる証拠は出ていないため、新発見や新しい仮説は今後も出て来るでしょう。
地元ではすっかり観光名所になっていて、神聖さを重んじる人は少なくなっているのです。
しかし、訪れた人やピラミッド保護を考える世界中の人の支援により、ピラミッドの神聖さが再認識されるようになりました。

 

このように墓地が聖地や遺跡になったケースは多々あり、マイナーな事例も含めると相当な数になります。
生と死を繰り返す人間の歴史だからこそ、こうした数多くの形が残っているのです。