世界と日本のお墓の形式には大きな違いがあるので比較してみました。

世界のお墓

文化や価値観が変われば何もかもが違う世界になります。
お墓も同様で、日本と海外を見比べると様々な点で異なるのが分かるでしょう。

 

亡くなった故人を大切に想う気持ちをお墓にする場合もあれば、記念碑としてお墓を残すケースもあります。
世界にはどのようなお墓があり、日本とはどんな違いがあるのかを見てみましょう。
お墓に関わる価値観が大きく変わるはずです。

 

日本のお墓

一般的な日本のお墓

 

日本では仏式のお墓がほとんどで、一族で同じお墓に入るのが一般的です。
家族や血縁者は同じお墓に入り、墓石の横に個人の名前が記されます。

 

流れとして、まずは火葬場で故人を遺灰にして骨壺にまとめます。
そしてその骨壺を一族のお墓へ納骨してお葬式が一段落するのです。

 

このように日本では家族や一族といった血筋や家柄が尊重されます。
個人ではなく集団としての存在が大切にされているのが分かるでしょう。
日本ならではの文化ではありますが、近年ではやや反発も出ているようです。
例えば、嫁入りした妻側が夫の一族のお墓には入らず、自分の一族のお墓に入りたいと切望するのです。
これは純粋に自分の家族が大切だと考える人も居れば、夫との不仲から拒否するケースもあります。

 

どちらにせよ、集団ではなく個人が尊重される時代なので、死後のお墓事情も自由であるべきではないでしょうか。

 

キリスト教の場合

個人を尊重して一人ひとりのお墓が作られるキリスト教

 

日本の場合は1つのお墓に大勢入りますが、キリスト教だと違った形になります。
キリスト教では集団ではなく個人が尊重されるので、一人ひとりに専用のお墓を作るのが基本です。

 

墓石の形や書く内容も決まっていないので、オリジナリティーのある個性的なお墓が多いのも特徴です。
個人が優先される海外ならではの風習で、日本にもその傾向が出始めています。
ちなみに、亡くなった故人の好きな言葉座右の銘を墓石に掘ることも多々あります。
こうした自由さも日本のお墓事情とは異なる部分なので覚えておきましょう。

 

なぜこのように自由な墓石になっているかと言うと、考え方の違いが大きいからです。
日本では亡くなった故人を供養する目的でお墓を作りますが、キリスト教においては故人の生きた証を残す目的で作るのです。
もっと大胆な言い方をすれば故人が生きた証を記念碑にしていると言って良いでしょう。
国や文化が変わるとこうした違いが出て来るのです。

 

ただし、キリスト教は世界各国に幅広く信じられている教派です。
同じ理念を持っていても、土地柄や文化に多少の影響は受けてしまうのでしょう。
場所によっては墓石の形を統一していたり、メッセージを固定していたりするようです。

 

他にも、人形を添えるお墓があったり、特定の方角に向けてお墓を作ったり、様々な文化があります。
普段当たり前のように感じているお墓ですが、世界から見れば不思議な風習なのかもしれません。